自分以外の人へ物事を伝えることは大変難しかったりします。
伝え方や考え方は人によって異なります。
答えから話してその理由を話す人や、理由を説明してから答えを話す人、理由を説明して答えを言わない人などいろんな方がおられます。
特に全部説明して答えを話さない人が厄介と私は思っています。
全部説明する人の中には、答えはその中から考えられる全通りとする方が多い気がします。
確かに全部説明をするのは丁寧に見えるのかもしれません。
ただ、聞いた人は次にアクションを起こさなくてはならず(アクションを起こさないのも一つのアクションです)その時に選択肢が全通りあると失敗した時の責任所在が不明になりやすいからです。
口頭ではどれだけ説明しても半分も内容は伝わらないし、文書にしても半分程度しか伝わらないと思います。
これを前提にお話を進めると結構滑らかに伝わるのではないでしょうか。
人へ説明するには
1.伝えたい内容の優先順位をまず考える。
2.相手へ必ず伝えたい言葉を決める。
3.必ず伝えたい内容は数通りの言葉で考える。
4.「○○で、XXなので、□□であるから、・・・・」みたいな長い文章にしない。
5.できるだけ、短い文章にこころがける。
6.その話が伝わっていない場合、伝え方の問題があったものとして考える。
が必須と思っています。
聞く人がどんな経験を積んでいるかによって理解度が異なります。しかしどんな経験を積んでいるかは、相手には伝わりません。いろんな地域の人とたくさんお話をされている方なら理解もしていただけるでしょうし、何時も同じ人と一緒にいて話をしている人へはなかなか伝わらなかったりします。
言葉を発したら必ず伝わるものではなく、より分かりやすい言葉を使い、経験によっては伝わらない言葉を出来るだけ使わないこと、そしてできるだけ広く伝わる言葉使いをこころがけることが、より多くの人とコミュニケーションをとらなくてはいけない現代になっていると思います。